諸見里しのぶさん 渋野選手はスイングが少しずつ自分の形になり、手応えを感じているのでは


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン第1日(3日、米カリフォルニア州オリンピックC=6362ヤード、パー71)

 昨年大会4位の渋野日向子(22)=サントリー=は4バーディー、6ボギーの73で回り、2オーバー、6打差の41位で滑り出した。東京五輪代表入りへ世界ランク日本勢4番手の30位から逆転を目指し、巻き返しを図る。67をマークしたメリッサ・リード(英国)とアマチュアのメーガ・ガネ(米国)が4アンダーで首位。

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 渋野選手のプレーはとても安定していました。前回のメジャー(4月)よりもテイクバック時のリズムがよく、傾斜地からのショットもバランスよく振れていた印象です。スイングが少しずつ自分の形になり、手応えを感じているのでは。3番、8番の難しいパー3でバーディー。5番、6番も2メートル以内のチャンスにつけました。後半も最後の18番を含め4回がバーディーチャンス。初日の午後スタートの中で、いいゴルフをしていました。

 畑岡選手は以前のようなターゲットに対して大きく曲がるミスがなくなり、本来の攻めのゴルフが見られました。フェアウェーが狭く、ドッグレッグもある難易度の高いコース。フェード・ドローの精度、球を止める技術、全てを持っていないと戦えないのが全米女子オープンです。2人はリラックスした雰囲気の中でも、いい集中力で自分自身のプレーに徹し、それぞれが目指すものに向かう強い気持ちが感じられました。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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