レギュラーツアーと下部ツアー「二刀流」の大岩龍一が1打差2位


大岩龍一

大岩龍一

◆男子プロゴルフツアー ダンロップ・スリクソン福島オープン第2日(25日、福島・グランディ那須白河GC=6961ヤード、パー72)

 雷雲のため消化できなかった第1ラウンドの残りが終了し、引き続き、第2ラウンドがスタート。第2ラウンドの午前組がホールアウトし、第1ラウンドで6位だった大岩龍一(ディライトワークス)が第2ラウンドを8バーディー、ボギーなしの64で回り、通算14アンダーで午前組終了時点で首位と1打差の2位に急浮上した。レギュラーと下部の両ツアーに精力的に参戦する23歳の「二刀流」がツアー初Vを目指す。首位は通算15アンダーの時松隆光(筑紫ケ丘GC)。午後3時20分に雷雲接近のため、午後組の選手はプレーを中断。午後5時に再開予定。

 若手成長株の大岩が第2ラウンドで8バーディーを量産し、優勝争いに参戦した。「ショットの調子がいい。大事なパットも入りました」と納得の笑顔で話した。

 日大を2年で中退し、プロに転向。19年の下部ツアー、AbemaTVツアーで賞金ランク20位となり、今季のレギュラーツアー前半戦の出場権を得た。今年、5試合に出場し、3位が2回、4位と7位が1回ずつと抜群の成績で、賞金ランク15位につける。今季、初の賞金シードをほぼ確実としているが、下部ツアーにも積極的に参戦を続けている。「戦える場があれば、どこにでも行きます。出られる試合には全部出たい。やはり、試合でなければ得られないものがあります」。とレギュラーツアーと下部ツアーの「二刀流」で戦う大岩は意欲的に話す。

 今後も2試合に参戦予定だ。ただ、今大会に優勝すると、すべてのレギュラーツアーの出場権を持つ選手となるため、規定で下部ツアーには参戦できなくなる。「それなら下部ツアーに出られなくでも仕方ないですね」と豪快に笑う。

 身長182センチ、体重89キロ。「身長の伸びが止まっていたのに、この1年で2センチ伸びたんですよ!」。23歳は、まさに今が伸び盛りだ。

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