◆第10回報知シニアアマゴルフ選手権 第1日(6日、兵庫・よみうりCC)
大会初出場の鈴木正一郎(62)=龍ケ崎CC=が、4バーディー、4ボギーの72で回り、イーブンパーで単独首位発進した。大会前日(5日)は練習ラウンドを回らず、ヤーデージブックにグリーンの特徴を書き込む“イメージトレーニング”で好スコアをマークした。第7回大会優勝者の田代猛(65)=裾野CC=が73の1オーバーで2位。
パットがさえ渡った鈴木は、余裕たっぷりの表情で18ホールを終えた。1オーバーで迎えたパー3の17番、下り6メートルのフックラインを読み切ってバーディー。ホールアウト時点で順位は確定していなかったが「いい線いってるんじゃないかな」と手応えを口にした。
大会初出場で、よみうりCCも初めてのコース。それでも前日は指定練習ラウンドを回らず、ヤーデージブックにグリーンの特徴を事細かに書き込んで自作のメモを作成した。いつも行う“イメージトレーニング”の成果で「ラインは読み切った」と絶好調。4~5メートルを8回沈め、パット数は24だった。
第4回大会優勝者で、7オーバー19位の村田達勇(67)=成田ヒルズCC=は千葉県アマチュアゴルフ協会の先輩。「優勝しろと発破をかけられた」と笑いつつも、「目指すは優勝」と最終日を見据えた。(菅原 美沙)
第7回大会優勝者の田代は1差2位
第7回大会優勝者の田代は1オーバーで首位と1打差の2位に付けた。パー5の2番では、残り60ヤードの3打目が入ってイーグル。直後の3番でもバーディーを奪って勢いに乗った。初挑戦のよみうりCCで苦戦する場面もあったが「あした(最終日)はフェアウェーキープを心がけたい。忍耐のゴルフで3年ぶりの優勝を目指したい」と意気込んだ。