渋野日向子が国内復帰戦予選落ちで自虐「最近カットライン争いしかしてないので、慣れたもんですけど」


最終9番でティーショットをミスし悔しがる渋野日向子

最終9番でティーショットをミスし悔しがる渋野日向子

◆女子プロゴルフツアー GMO&サマンサ・カップ 第2日(17日、茨城・イーグルポイントGC=6657ヤード、パー72)

 国内復帰戦の渋野日向子(22)=サントリー=は2オーバー88位で予選落ちとなった。

 3か月の米ツアー遠征からの国内復帰戦となった渋野は、3バーディー、6ボギーの75と落とし88位で予選落ち。一つのプレーが流れを分けた。前半の15番パー5、残り126ヤードから8アイアンで放った3打目はグリーンの右に外れた。ここから18番まで4連続ボギー。「一番やってはいけないミス。切り替えられず、メンタルの弱さを痛感した」と悔しがった。

 予選通過圏外で迎えた9番パー3では、「ホールインワンしかないと思って力んだ」というボギー。米ツアーで予選を通るかぎりぎりの戦いが続いたことを意識してなのか、「最近カットライン争いしかしてないので、慣れたもんですけど」と自虐的に笑った。

 国内では昨年10月末の樋口久子・三菱電機レディス以来、今季3度目の予選落ち。2週間隔離でほとんど練習ができなかったハンデもあった。この日は午前7時のインスタートながら、200人近くのギャラリーを引き連れ、人気ぶりは健在だ。「たくさんの方に見てもらい、楽しかった。皆さんの前でもっといいゴルフができるように練習したい。来週、出直してきます」と、最後は明るい表情で次週からの巻き返しを誓った。

 ◆渋野の日本ツアーでの連続ボギー(ダブル含む) 4連続以上は4度目。16年日本女子オープン2R、19年宮里藍サントリーレディス3Rで記録した5連続が最長。ほかに19年KKT杯バンテリンレディス1Rで4連続。

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