◆米男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 第149回全英オープン 第3日(17日、英ロイヤル・セントジョージズGC=7189ヤード、パー70)
全英オープンらしからぬ穏やかな晴天の下、世界最古のメジャーの第3ラウンドが終了した。ピンがグリーンの傾斜にかかる難しい位置に切られ、ビッグスコアが出にくい展開となった。メジャー初出場で、日本勢唯一の決勝ラウンド進出を果たした木下稜介は65位で出て、前日まで好調だったグリーン上で苦戦して2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算3オーバーの64位となった。
2010年大会覇者で優勝候補のルイ・ウェストへーゼン(南アフリカ)が3バーディー、2ボギーの69で回り、通算12アンダーの単独首位をキープ。5月の全米プロ選手権と6月の全米オープン2位と今季好調な38歳のベテランは、初日から首位を走っての完全優勝に王手を掛けた。
昨年の全米プロ選手権王者で東京五輪代表のコリン・モリカワ(米国)が68で回り、1打差の2位。17年大会王者のジョーダン・スピース(米国)が69で回って3打差の3位で追う。
東京五輪代表のコーリー・コナーズ(カナダ)、スコッティー・シェフラー(米国)は8アンダーの4位。東京五輪代表で6月の全米オープンを制したジョン・ラーム(スペイン)は、68で7アンダーの6位に浮上した。
連覇を狙う東京五輪代表のシェーン・ローリー(アイルランド)は5アンダーの12位。世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)は、73で4アンダーの18位へ後退。メジャー4勝のブルックス・ケプカ(米国)も72で、3アンダーの25位へ順位を下げた。
14年大会覇者で東京五輪代表のロリー・マキロイ(英国)は69で、1アンダーの41位に順位を上げた。世界ランク3位で東京五輪代表のジャスティン・トーマス(米国)は、71でイーブンパーの44位へ後退。アマチュアのマティアス・シュミッド(ドイツ)は71で、44位浮上。東京五輪代表で昨年の全米オープン王者のブライソン・デシャンボー(米国)は、72で1オーバーの64位となった。