烏山城で畑岡奈紗に敗れV逸、号泣から5年 堀琴音「ゴルフ人生で一番記憶に残る試合」「何百回、何千回と言われた」


2016年大会の18番で、プレーオフをかけたバーディーパットを外して泣き出した堀琴音

2016年大会の18番で、プレーオフをかけたバーディーパットを外して泣き出した堀琴音

◆女子プロゴルフツアー ▽2021年メジャー第3戦 日本女子オープン 練習日(29日、栃木・烏山城CC=6550ヤード、パー71)

 7月にツアー初優勝した堀琴音(ダイセル)が5年前に悔し涙を流した地でリベンジを誓った。「5年前のことがあるので、気持ちが違う。ゴルフ人生で一番記憶に残る試合で、悔しい思い出しかない。上に行きたい気持ちは人より強い」と力を込めた。

 今回と同じ烏山城CCで行われた16年10月の日本女子オープン。堀は首位タイで迎えた17番のボギーが響き、当時高3のアマチュアだった畑岡奈紗に1打差で敗れ、号泣した。この試合のことは「(一瞬たりとも)忘れたことがない」という。「皆さん、あの(試合の)イメージが大きいのかな」とし、「今年優勝しても、いろんな人から何百回、何千回と言われた」と苦笑した。

 「今年始まる前は優勝して烏山城に戻るのは無理だなと思っていたけど、心のどこかで、優勝して戻りたいという気持ちもあった」と堀。この日、練習ラウンドに集まったギャラリーからも「今年は頑張れよ」と声を掛けられたそうで「ありがとうございます、と答えました」と笑った。25歳になり、ツアー優勝者として5年ぶりにコースに戻り、開幕を心待ちにした。

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