渋野日向子は73で5位 圧勝の同学年・勝みなみに脱帽「かっちゃんだけ違うコースで回っている(笑い)」


渋野日向子

渋野日向子

◆女子プロゴルフツアー ▽2021年メジャー第3戦 日本女子オープン 最終日(4日、栃木・烏山城CC=6550ヤード、パー71)

 5打差6位から出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、3ボギーの73で、通算2アンダーの5位で終えた。日本女子オープンでは19年の7位を更新し、自己最高となった。

 前半でチャンスを逃した渋野は9番で第2打を右奥に外し、初ボギーを喫した。後半は13番でボギー。16番パー3で第1打を1・5メートルにつけ初バーディーを奪った。最終18番ではバンカーに入れ、ボギーとなった。

 「4、5メートルのチャンスが何回もあったけど、なかなか決めることができず、外してはいけないところに外したのがボギーになった。フラストレーションがたまるゴルフだったけど、(75だった)2日目のゴルフと違って、パッティング(の内容)はよかったと思う。ボール1個分外れて通り過ぎたり、なかなかかみ合わず、チャンスをものにすることができなかった。悔しい一日だけど、悔いはない」と振り返った。

 4日間を通しては、通算アンダーパーが9人だけという中、2アンダー。「改めて日本女子OPの難しさを感じたけど、5年前(烏山城CCで予選落ち)よりは成長した。上位で争うには足りないものがあると感じた4日間でした」と総括した。

 「また来週から切り替えて、自分のやるべきことをしっかりできるように。悔しさばかりですけど、今回の悔しさを(晴らしたい)。この悔しさを、いつか、あんなこともあったなあと思えるような結果を残せるように頑張ります」と力を込めた。

 記者会見中に同じ1998年度生まれ、黄金世代の勝みなみが14アンダーでメジャー初優勝を決め、「かっちゃんだけ違うコースで回っていると思う(笑い)。(勝は)黄金世代の道を切り開いた第1人者。アマの時の勝みなみは、違うところで戦っている感じでしたけど、今は同じ土俵で戦っている。“仲間感”がある。(ともに海外志向を持っており)いつか米国で一緒に戦えるのを楽しみにしている存在です」と話していた。

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