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18番でバーディーパットを沈めて笑顔を見せる浅地洋佑
◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 最終日(7日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)
1打差の3位から出た浅地洋佑(28)=フリー=が、7バーディー、3ボギーの68で回り、逆転で2年ぶりのツアー通算3勝目を挙げた。三つどもえで迎えた17番で抜け出し、最終18番もバーディー締めV。初優勝を狙った石坂友宏(22)=日本ウェルネススポーツ大=、2年ぶりのVを目指した堀川未来夢(28)=Wave Energy=は2打差の2位に終わった。
優勝を決めるバーディーパットを沈めた浅地は、両手を空に向かって掲げた。「前の優勝からようやく勝てた。長かった」。2年ぶりの優勝の喜びをぐっとかみ締めた。
最終組の浅地、石坂、堀川の3人が、ともに14アンダーで並んで迎えた17番。ティーショットを左ラフに曲げたが、ピンまで残り180ヤードからスライスを利かせた第2打は、林を越えてグリーンオン。6メートル強を沈めて頭一つ抜け出すと、最終18番でも2オンしてのバーディー締めVだ。
これで国内最終戦の日本シリーズJTカップ(12月2~5日・東京よみうりCC=報知新聞社主催)へ2年ぶり2度目の出場権を獲得。「地元でやる唯一の大会なのでうれしい。(賞金)1億円を突破できるように頑張ります」。今季残り4戦にチャンスが増え、5000万円獲得に意欲を見せた。(菅原 美沙)