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中島啓太
ソニーは8日、国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)と日本ゴルフ協会(JGA)に、来年1月の米男子プロゴルフツアー、ソニー・オープン(13~16日・米ハワイ州ワイアラエCC)で、「ソニーオープン・チャレンジ」として2026年まで2枠の選手招待枠を提供すると発表した。
招待枠で対象となるのは、〈1〉JGAナショナルチームメンバーで日本アマチュアランク1位、〈2〉2020-21年シーズンのJGTOツアーメンバーで世界ランキングの最上位者に与えられる。オンライン会見に出席したJGAの山中博史専務理事は〈1〉について、世界アマチュアランク1位で6日にアジア・パシフィックアマチュア選手権で優勝した中島啓太(日体大3年)を推薦することを発表。本人にもすでに伝達済みだという。
同席したソニーの河野弘常務は、アマチュア選手の出場枠を設けたことについて「モチベーションが重要で、ワクワクするようなチャレンジの機会が目の前にあると視界が広がる。挑戦したい心を揺さぶられるような機会を提供することが私たちにできること」と説明。2011年大会にアマチュアとして出場した松山英樹(LEXUS)からもメッセージが届き、「私が10年前経験したように、枠を勝ち取った選手は精一杯力を発揮し、世界への挑戦をしてほしいと思います」などと読み上げられた。
無観客で行われた21年大会は、松山や木下稜介(ハートランド)、金谷拓実(Yogibo)、小平智(Admiral)、香妻陣一朗(国際スポーツ振興協会)、石川遼(カシオ)が出場した。