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プロパッティングツアーに参加する須藤弥勒(家族提供)
今年7月にキッズ世界選手権で優勝し、世界ジュニアメジャー4勝目を挙げた「ゴルフ天才少女」須藤弥勒は8日、9日に開幕するプロパッティングツアー最終戦の全日本選手権(栃木・那須小川GC)出場のため、現地入りした。「今までのゴルフ人生で一番大変な戦いになると思います。レギュラーツアーで活躍した選手、ティーチングプロやプロキャディーの選手も参加するので、第2日の決勝に進めればいいと思います。日本で一番、パットの上手な選手を決める大会なので、少しでも上の順位を取りたいです」と弥勒は前向きに話した。
10月に同GCで行われたツアー第11戦で、大人に交じって出場した10歳の弥勒はベストアマとなり、全日本選手権の出場権を獲得した。今大会の賞金総額は300万円(優勝100万)。アマチュアのため、優勝したとしても、賞金は得られないが、2022年1月からゴルフ規則が大幅に改定され、アマチュアでもパットに特化した競技の場合、賞金を得られるようになる。来年は、全日本プロパッティング選手権の賞金総額が500万円にアップすることも検討されている。
「来年に向けて、今回、しっかりと雰囲気をつかんで、上位に入っておきたい」と弥勒は意欲的に話す。来年は、わずか10歳の弥勒が得意のパットでビッグマネーを稼ぐ可能性も十分にあり、早くも来季が注目される。