“秋女”古江彩佳は5位「やるだけのことはやった」賞金女王を懸けて稲見と一騎打ちへ


18番、第2打を放ち笑顔の古江彩佳

18番、第2打を放ち笑顔の古江彩佳

◇女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス 最終日(14日、千葉・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)

 昨年大会覇者で賞金ランク2位の古江彩佳は9打差13位から出て、5バーディー、ボギーなしの67と伸ばし、通算6アンダーの5位で終えた。「今日も風が強くて難しかったと思うけど、ショットがすごくまとまっていてピンも筋っていた」。優勝した賞金ランク1位の稲見萌寧との差をできるだけ小さくとどめるためにも「やるだけのことはやれたかな。最後はいい上がり方ができたのは褒めたい」と胸を張った。

 前週のTOTOジャパンクラシックで今季6勝目を挙げ、稲見に約397万円差まで迫った。今大会で稲見が優勝し、その差は約1696万円に開いてしまったが、「自分のゴルフに集中しないとスコアも出ないので、あまり考えないようにしている。賞金差を縮めるといより、勝つか、負けるかを意識しながら頑張るだけ」と言い聞かせた。

 今大会を終えて、賞金ランク3位以下の選手が賞金女王になる可能性は消滅し、稲見と古江の一騎打ちとなった。今季は残り2戦。次戦の大王製紙エリエールレディス(18日開幕・愛媛)も、今週に続き大会連覇が懸かる。これまでの7勝は9~11月に挙げてきた“秋女”は「あと2試合ある。試合をやるからにはベストを尽くして頑張りたい」と逆転賞金女王へ、帯を締め直した。

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