◆米男子プロゴルフツアー ソニー・オープン 最終日(16日、米ハワイ州ワイアラエCC=7044ヤード、パー70)
昨年4月のマスターズ王者・松山英樹(LEXUS)が、2打差2位で出て7バーディー、ボギーなしの63をマーク。通算23アンダーで並んだ、13年大会王者のラッセル・ヘンリー(米国)とのプレーオフを1ホール目でイーグルで制して、崔京周(韓国)と並ぶアジア人最多8勝目をつかんだ。
551ヤードの18番パー5で行われた1ホール目。松山は、フェアウェーからの3ウッドでの第2打を、ピン右下1Mにつけるスーパーショットを披露。大歓声の中で劇的なイーグルを奪い、最大5打差離されながら逆転優勝を飾った。昨年10月のZOZOチャンピオンシップ以来、今季2勝目で積算ポイントランクではトップに躍り出た。以下、大会後の松山の問答。
―プレーオフの3ウッドでの第2打は?
「すごい良いショットが打てたな、と思います。距離も3ウッドのカットボールでぴったりだったので。グリーンも軟らかいと分かっていたので、完璧なショットが打てました。逆光で全く見えなかったです。歓声でいいところいったと分かった」
―この優勝の持つ意義は?
「青木功さんが初めて日本人としてPGAツアーを勝ったところで、僕がまた勝ててすごく嬉しいなと思っています」
―激闘の末の大逆転劇だった?
「前半、9番までは本当に相手の勢いがすごかったので。でも、チャンスが来ると思ってやっていました。10、11番で縮まったのでそこでチャンスあるかなと思いました」
―日本企業のスポンサー大会で連勝だが?
「ZOZOに続いて、ここで勝つことができてすごくうれしいと思う。ツアーでも苦手な部類のコースで、勝てたのがうれしいなと思います」
―ギャラリーは日系人の姿も目立ったが?
「5打差ある中でも、その力はすごく感じましたし。良いプレーにつながるんだな、と改めて実感しました」
―マスターズを優勝してからの変化は?
「メジャーという重圧は無くなったな、と思います」
―今夜と今後の予定は?
「今日はたくさんお酒を飲みます(笑い)。次はサンディエゴ(26日開幕・ファーマーズインシュアランスオープン)でプレーします」