住友生命とスポンサー契約を締結した西村優菜
女子プロゴルフでツアー通算４勝の西村優菜（スターツ）が２７日、住友生命保険相互会社（本社・大阪市）とスポンサー契約を結んだことが同社から発表された。オンラインで記者会見を行った西村は「感謝の気持ちを忘れず、試合中は常に強く、前向きな気持ちでプレーしたい。見ている方に元気、笑顔、感動をお届けできるように。次世代の子どもたちには、夢や勇気を与えられるような選手になりたい」と意気込みを語った。
ルーキーシーズンとなった昨季は国内メジャー１勝を含む４勝で、賞金ランク５位と活躍した。昨年９月の住友生命レディス東海クラシック（愛知）では最終日に６３をマークし、逆転優勝を飾った。その縁もあり今回のスポンサー契約につながり、「昨年を超える活躍ができるように、精いっぱい頑張りたい。しっかり調子を合わせて、ディフェンディングチャンピオンとして２連覇を目指したい」と、９月１６日に開幕するホステス大会に向け力を込めた。
また、西村のバーディー数（イーグル、ホールインワン、優勝も含む）などに応じてジュニアゴルファー育成支援や環境保全団体への寄付を行う「バーディー・ドネーション」企画も合わせて発表された。「住友生命様とともに、社会貢献活動も積極的に取り組んでいきたい」と話した。
３月３日のダイキンオーキッドレディス（沖縄）で開幕する今季に向けては「３勝したい」と目標を掲げ、２月から予定する合宿でラウンド練習を増やしていく方針だ。現在は年間の試合を戦う体力づくりを行っている。昨年は３月から終盤にかけて体重が５キロ減ってしまったことから、「食事量を増やして、減った体重を戻すようにしている」。飛距離の面でも「思い切り振る練習を取り入れて、ドライバーで５～１０ヤード伸ばせたらいい」と見据えた。
将来的に「海外メジャー優勝」という大きな目標を掲げる２１歳は「今年は挑戦の一年にしたい。海外メジャーにも出場したい」と意欲的に話した。