永井花奈、昨年PO雪辱へ3位発進「頑張るしかない」…明治安田生命レディス第1日


3番、ティーショットを放つ永井花奈 (カメラ・豊田 秀一)

3番、ティーショットを放つ永井花奈 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー ▽明治安田生命レディス 第1日(11日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、昨年大会2位の永井花奈(デンソー)が5バーディー、ボギーなしの67をマーク。1年前の雪辱へ、5アンダーで2打差3位と好発進を切った。1番で1メートル半に寄せてバーディーを奪うと、スコアを計5つ伸ばした。ツアー屈指の難コースでノーボギーの安定したゴルフを見せ「トップスタートだったので初日から頑張るしかないと思っていた。頑張ることができて、すごい良かったと思います」と満足げに語った。

 昨年大会は最終ラウンドを終えて、通算6アンダーで首位に並んだ稲見萌寧とのプレーオフで敗れ、2位だった。「気持ちが弱かった。萌寧の方が勝ちたい気持ちが強かったんだと思う」と悔いだけが残った。その後は調子が上向くことはなく、昨季は賞金ランク70位で17年から3シーズンで守ってきたシード権を手放した。「やはりそこで優勝していれば、それから1年は試合に出られた。そういう(気持ちは)あります」と思い返した。

 初日は11年東日本大震災から11年。16年からスポンサー契約を結ぶニュースキンジャパンとともに獲得バーディー数に応じて、被災地の子供たちを支援する活動を続けている。「自分のスコア次第なので頑張ります。自分の優勝を待ってくれている方もいるので、そういう方に笑顔になっていただけるように頑張りたい」と思いを込めた。

 昨秋からは今大会でキャディーを務める青山充コーチの指導を受けている。「知らなかった知識とか今はいろいろと勉強しながらできている」という。初優勝を挙げた17年10月の樋口久子・三菱電機レディスは、最終日が台風の影響で中止になり、2日間の短縮競技に。それだけに「(当時は)運もあったのかな。ちゃんと優勝したい」。4年半ぶりのツアー2勝目でシード復帰を果たす。

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