日本プロゴルフ殿堂 顕彰式典開催…尾崎直道や塩谷育代らが出席


日本プロゴルフ殿堂の式典に出席した(左から)尾崎直道、塩谷育代、安田春雄ら(提供写真)

日本プロゴルフ殿堂の式典に出席した(左から)尾崎直道、塩谷育代、安田春雄ら(提供写真)

 「ジャパンゴルフフェア2022」が11日、パシフィコ横浜で13日までの予定で開幕した。日本プロゴルフ殿堂(松井功理事長)は殿堂入り式典を開き、コロナ禍で延期されていた19年と21年の顕彰者計9人に顕彰状と記念品が贈られた。

 19年は主に1972年以前に活躍、功績を残した「レジェンド部門」で男子は台湾出身で日本プロなど通算15勝の謝敏男、35年全米オープンで海外メジャー日本人初の予選通過を果たした中村兼吉(故人)が選ばれた。

 1973年ツアー制施行後に輝かしい戦績を残した45歳以上の「プレーヤー部門」の女子は、50歳312日でツアー最年長優勝を果たした岡田美智子、男子は02年欧州シニアツアー賞金王・海老原清治が殿堂入り。

 21年は主に1972年以前に活躍、功績を残した「レジェンド部門」で男子は戦後、関東協会復興に尽力した山本増二郎(故人)、日本プロ協会設立に力を注いだ古賀春之輔(故人)、国内15勝などの安田春雄を選出。73年ツアー制施行後、輝かしい戦績を残した45歳以上の「プレーヤー部門」で、男子はツアー通算32勝の尾崎直道、女子は通算20勝の塩谷育代が授賞した。

 尾崎は壇上でのあいさつ時に長渕剛の「乾杯」を独唱した。「やってきたことが評価されて頂いたもの。トーナメントプロとしての卒業証書と感じますね。11日は結婚記念日で毎年歌ってきたが11年の東日本大震災以降はやめていた。今日は顕彰式だから歌いました」と感慨を口にした。

 塩谷も「ゴルフを始めた時から、樋口久子さんがあこがれでした。(その)樋口さんから顕彰状を頂いた時は、ウルっと来ちゃいました。今でも、自分で本当に良いのかなという気持ちでいっぱいです」と喜びをかみしめていた。

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