◆米女子プロゴルフツアー ロッテ選手権 第3日(15日、米ハワイ州ホアカレイCC=6603ヤード、パー72)
米ツアー1勝の渋野日向子(サントリー)は強風の中、7打差11位で出てショット、パットがかみ合い4バーディー、ボギーなしの68をマーク。通算7アンダーで3打差の2位へと浮上した。
前半は9ホールパーを並べて折り返し。10番で6メートルを沈めてバーディーを先行させた。続く511ヤードの11番パー5では、2打目で今週、連日披露している直ドラを選択。会心の当たりでグリーン左の花道まで運んで、3打目を1・5メートルに寄せて連続バーディーとした。14番は8メートルのロングパットを沈めて伸ばし、日本人ギャラリーの拍手と歓声に代名詞の笑顔で応えた。17番は2打目を2メートルにつけて伸ばした。
得意のショットが好調でフェアウェーキープを外したのは1ホールのみ。パーオン率も77・78%で、グリーン上も計28パットだった。
ホールアウト後は中継局のWOWOWのインタビューに答えた。
―第3ラウンドを振り返って。
「前半、結構耐えて危ない場面もありましたけど、なんとかオールパーでしのいで後半、伸ばせてすごいうれしかったです」
―11番では向かい風の中で3日連続の直ドラでバーディーを奪った。
「日に日にショットの精度、直ドラの精度が上がってきているので、明日も使えたらいいなと思います」
―連日の強風にも日に日に対応してきた。
「これだけ風が吹いてしまうと、スイングのことを割り切って、と考えられたのですごくゴルフはしやすかった。ノーボギーで回れて、パッティングも何とか頑張ってくれたかなと思います」
―首位と3打差で良い位置での最終日になる。
「先々週、(メジャーのシェブロン選手権第2日に単独首位も、第3日は77と失速して)苦い思いをしてしまったので。追う立場ではありますけど、笑顔で終われるように頑張ります」
2014年エビアン選手権覇者のキム・ヒョージュ(韓国)が10アンダーの単独首位をキープ。ツアー通算5勝目に王手を掛けている。