渋野日向子が5・19開幕ブリヂストンレディスに出場登録…今季初の国内スポット参戦へ


渋野日向子

渋野日向子

 女子ゴルフで今季から米ツアーに主戦場を移した日米通算7勝(海外メジャー1勝含む)の渋野日向子(サントリー)が、5月19日から4日間行われる国内ツアーのブリヂストンレディス(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)に“電撃参戦”する方針であることが29日、大会関係者の話で分かった。この日、締め切りとなった出場登録を済ませ、今週の米ツアー、パロスバーデス選手権(28日~5月1日、カリフォルニア州)の終了後に一時帰国する見通しとなった。

 渋野の国内ツアーへのスポット参戦プランが判明した。昨年11月の大王製紙エリエールレディス(愛媛、12位)以来、約半年ぶりに日本でのプレーが見られそうだ。

 渋野は同12月に米ツアー最終予選会を20位で突破し、念願の米ツアーメンバーとなった。今季は3月から6戦に出場し、メジャーのシェブロン選手権(4位)を含むトップ10入りが3度の活躍。2戦前のロッテ選手権(ハワイ)で2位など、現在は積算ポイントを501ポイント稼ぎ、ランク20位につける。昨季のシード争いの基準値を既に超え、同80位以内で得られる来季シード権獲得を確実にしている。

 目標だったシードをほぼ手中にし、日程面の選択肢が増えたことで、今回のエントリーに至ったものとみられる。同週に米ツアーの試合がないことも参戦の追い風となる。6月には、19年AIG全英女子オープン以来となる日本人初のメジャー2勝目を狙う全米女子オープン(2~5日、ノースカロライナ州)、全米女子プロ(23~26日、メリーランド州)が控える。米ツアー会員として初の国内ツアー出場で弾みをつけたいところだ。

 ブリヂストンレディスは22日に各日5000人を上限とした有観客開催が発表されている。大会主催者の契約選手ではない渋野の登場は異例ともいえ、大きな注目を集めそうだ。

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