西村優菜、サロンパスカップ連覇へ「全ホールで集中力が必要」と引き締める


プロアマ戦で笑顔を見せる西村優菜。大会連覇に挑戦する(カメラ・今西 淳)

プロアマ戦で笑顔を見せる西村優菜。大会連覇に挑戦する(カメラ・今西 淳)

 女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップは5日から4日間、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で3年ぶりに観客を入れて行われる。

 昨年大会覇者の西村優菜(21)=スターツ=が2連覇へ気持ちを高めた。4日はプロアマ戦で調整し「ドキドキもワクワクもある。コースが難しい。全ホールで集中力が必要」と引き締めた。昨年から変更された西コースで08年のメジャー昇格後、11、12年に制したアン・ソンジュ(韓国)に続く大会2人目の快挙を狙う。

 今季は出場8戦でトップ10が5度。ただ、4月のKKT杯バンテリンレディスのプレーオフで4メートルを決めきれず2位など「パットが一筋入っていない」と優勝に届いていない。同大会後は悔しさのあまり「2日間クラブを握れず」と落ち込んだ。それでもメジャーに「波を乗せる」と切り替え、心身を高めてきた。

 この日のプロアマ戦では日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長(59)と同組だった。最近の戦況を見ていたレジェンドから「パットは気持ちが前にいきすぎている」と金言を授かった。大一番で「一筋」を決め切り、偉業を達成する。(宮下 京香)

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