山下美夢有
◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース プロアマ（１２日、福岡ＣＣ和白Ｃ＝６２９９ヤード、パー７２）
前週の今季国内メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップ（５～８日・茨城ＧＣ西Ｃ、報知新聞社後援）を完全優勝で飾り、初のメジャータイトルを手にした山下美夢有（みゆう、加賀電子）が公式会見に登場した。「長かったですけど、終わってから一気に疲れが出た。最終日は胃が痛かった。神経も使ったのでダルさもあった」と明かしたが、「思った以上に、たくさんの方からご連絡をいただき、とてもうれしかった」と喜びを語った。
試合後は父・勝臣（まさおみ）さんが運転する車で帰り、大阪に着いたのは月曜日（９日）の午前３時半頃。その日はケアを受けるなど体を休め、１０日にコース入りした。
コースレコード「６４」をマークした前週初日（５日）に誕生日を迎え、最終日（８日）には目の前で“母の日Ｖ”を贈る形となった母・有貴さんへのお祝いについても「月曜日に指輪を買いに行ってプレゼントしました」と、うれしそうに語った。
疲れがある中でもゴルフの状態に関しては「先週から変わらず調子はいい」とし、「グリーンが先週とは違うので、難しい。砲台グリーンもあるので（ショットの）縦距離が大事。チャンスホールも多いので、しっかりバーディーを取れれば」と気を引き締めた。
今季獲得ポイントでは、４勝で同学年の西郷真央（１２０６ポイント）に続き、６４６ポイントでランク２位に浮上した。注目度急上昇中の２０歳は「複数回優勝を目指していきたい。今週は、まずはしっかりアンダーパーで回ることを目標に、３日間戦いたい」と意気込んだ。