松山英樹は4日間オーバーパーとなる73で暫定60位 「100ヤード前後で7、8メートルじゃ話にならない」


◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 最終日(22日、米オクラホマ州サザンヒルズCC=7556ヤード、パー70)

 昨年のマスターズ王者・松山英樹(LEXUS)は55位で出てショットに苦しみ4バーディー、7ボギーの73で回り、通算9オーバーで暫定60位でホールアウトした。

 今大会最難関ホールの500ヤードの2番パー4で、幸先良くバーディーを先行させた。アイアンでの第2打をピン上3Mにつけてバーディーを奪い、大ギャラリーの喝采を浴びた。6番パー3は、グリーン右手前のバンカーからの2打目が4Mオーバーしてボギー。7番も第2打をグリーン左手前のバンカーに入れ、2・5Mのパーパットが外れて連続ボギーを喫した。9番は、グリーン左手前からの3打目のアプローチをミスしてボギーとなった。

 後半は13番で2Mにつけてバーディーも、14番パー3で第1打をグリーン左ラフに外してボギー。15番で4Mを沈めて伸ばした。16番は第2打がグリーン右奥のバンカーにつかまってボギー。17番は1・5Mを沈めてバーディー。最終18番は、アイアンでの第2打をグリーン左奥に外してボギーとなった。

 突風や首の痛みの影響もあり、得意のショットでこの日も苦戦。フェアウェーキープ率は64・29%、パーオン率は50・00%だった。4日間ともにオーバーパーに終わり「変わらなかったですね。やっぱり違和感があって、なかなか自分の思った、特にアイアンの縦の距離が合わないですし。まぁ、100ヤード前後で、(ピンまで)7、8メートルじゃ話にならない。またしっかりと練習したいなと思っています。結果が伴わなかったですし、内容的にも良くなりそうなきっかけも見つからずに終わってしまったので、それがちょっと悔しいかな」と厳しい表情で振り返った。

 次戦は2014年に米ツアー初優勝をつかんだメモリアル・トーナメント(6月2日開幕)に出場し、メジャー第3戦の全米オープン(16日開幕)でメジャー2勝目に挑む予定だ。「まず、ショットが求められるコースだと思うので。そこで良いショットが打てるように、1週間でしっかりと準備して。あとはパットがね、少し良くなりつつあるのかなという印象があったので、そこをしっかりやっていければ」と出直しを誓った。

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