勝みなみが初の連覇へ3アンダー好発進 コース攻略は「ゲーム感覚で楽しかった」


1番ティーショットを放つ勝みなみ(カメラ・今西 淳)

1番ティーショットを放つ勝みなみ(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ▽リゾートトラストレディス 第1日(26日、山梨・メイプルポイントGC=6580ヤード、パー72)

 第1ラウンド(R)が行われ、愛知・セントクリークGCで行われた昨年大会優勝者の勝みなみ(明治安田生命)が5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーでホールアウト。現時点で3打差の暫定4位につけている。

 ホールアウト後の会見で「全体的にすごくよかったので、不安なく楽にゴルフができました。アプローチ、パターもすごくかみ合ってくれました」と胸を張った。ツアー通算20勝の塩谷育代さんがセッティングを手がけた戦略性の高い難コース。「キャディーさんと相談しながら『あそこにいったらワンチャン、パー取れるよね』という話をしながら、“ゲーム感覚”でやっていた。すごい楽しかったです」と笑顔で話した。

 連覇に向けて「楽しく」をテーマにスタート。1番で3メートル、2番で2メートルにつけて連続バーディーで流れに乗った。8番パー3では、5アイアンでピン右のエッジに外したが、2打目はパターと悩んだ末、58度ウェッジを選択。「本当にチョンとエッジに落として、そこからタラタラタラ~と1メートル以内に寄ってくれたらいいな」とイメージして打ったら、そのままカップイン。チップインバーディーで観客を沸かせた。14番でもバーディーを奪った。

 前回、山梨・メイプルポイントGCで行われた15年大会は、アマチュアで出場し、11位でベストアマに輝いた。当時は「優勝しか狙っていなかった」というが、7年たち「視野が広がったし、アプローチのバリエーションも増えた」と成長に実感を込める。この日の8番の第2打も「パターで打った可能性もあるし、逆にパターという選択肢がなかった可能性もありますね」と胸を張った。

 「ゲーム感覚」に胸を弾ませるのは、小学生時代からだ。当時は「ニンテンドーDS」をやり込んでいたという。中でも島で「Mii(ミー)」と呼ばれる仲間とともに暮らすゲーム「トモダチコレクション」はお気に入りで「その時のクラスメートの名前とかゴルフの友達の名前とか入れてやってました。(音楽に合わせてボタンを押すゲーム)リズム天国とか全クリしていました」と笑顔で明かす。

 “好相性”のコースで初の連覇&今季初勝利へ残り3日。「外していいところと外しちゃいけないところのメリハリが大きいコース。取れるところは取って、守るところは守る、メリハリのゴルフをしていこうと思います。」と“全(ホール)クリ”で頂点をつかみ取る。

最新のカテゴリー記事