稲見萌寧が首位 昨季賞金女王が今季初勝利に王手 17番ダボも18番バーディー


稲見萌寧

稲見萌寧

◆女子プロゴルフツアー ▽リシャール・ミル ヨネックスレディス 第2日(4日、新潟・ヨネックスCC=6475ヤード、パー72)

 最終組がハーフターン。首位タイからスタートした稲見萌寧(Rakuten)が7バーディー、2ボギー、1ダブルボギーとやや出入りの激しいゴルフながら69と三つスコアを伸ばし、通算6アンダーで単独首位に立った。昨年は東京五輪で銀メダルを獲得。コロナ禍の影響で20年と21年が統合された昨季、9勝を挙げて賞金女王に輝いたが、今季は前週まで13試合で優勝なし。昨季の女王が、いよいよ本来の力を発揮し、今季初優勝に王手をかけた。

 2打差の2位に勝みなみ(明治安田生命)、吉田優利(エプソン)、19歳のルーキー岩井千怜(ホンダ)が続く。

 17番パー4。稲見は7アイアンで放った第2打をグリーン奥へ池ポチャ。第4打のアプローチが寄らず、ダブルボギーをたたいた。「いい感じで打てたと思ったら、風がアゲンストではなく、吹いていなかった。マネジメントミスです」と稲見は痛恨の一打を冷静に説明した。昨季の賞金女王はミスを引きずらずに18番パー5へ。残り77ヤードの第3打をピン左1・5メートルにつけてバーディー。ダボで失ったふたつのスコアを最終ホールでひとつ取り戻して、2位に2打差の首位で第2日を終えた。

 「きょうはショットが60点、パットが70点ですね。明日はショット、パットともに70点になればいいですね」。昨年11月の伊藤園レディス以来の通算11勝目&今季14戦目で初優勝へ。稲見はあくまで冷静だった。

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