諸見里しのぶさんが小祝さくらの予選突破を分析…フェード系スイングでショット安定


小祝さくら

小祝さくら

◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 第2日(3日、米ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71)

 【3日=岩原正幸】18位から出た小祝さくら(24)=ニトリ=は4バーディー、4ボギーの71と粘り、通算1アンダーの21位で自身メジャー2戦目で初めて予選を通過した。前週の国内ツアーで今季初優勝を飾り、強行日程のなか、前回出場(20年、予選落ち)のリベンジを果たした。

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 小祝選手はフェード(左に打ち出し右に曲がる)系のスイングに取り組んできましたが、まさにその取り組みを生かせた一日になりました。グリーンはアンジュレーション(起伏)があり一筋間違えると難しい所に外れる。その状況でフェードボールはスピン量が多いため、グリーン上で球を止めやすく、高さもコントロールしやすい。ショットが安定し、グリーンを18回中、15回捉えました。

 フェアウェーキープ率も100%。先週の日本ツアーでの優勝が大きく、ショットは自信を持って打っていた印象です。

 対応力向上もスコアにつながりました。インスタートの10番、12番のバーディーで流れを作りましたが、中盤は1番で3パットするなど4ボギー。流れが途切れた状況で、昨年まではパッティングで打てなくなる場面もありました。しかし、3番からは冷静にタッチを合わせ、3~6メートルを沈めました。メンタル面でもさらに強くなったと感じたラウンドでした。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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