昨季賞金女王の稲見萌寧が今季初優勝&通算11勝目 19歳ルーキー岩井千怜が2位


優勝インタビューで感極まる稲見萌寧 (カメラ・小泉 洋樹)

優勝インタビューで感極まる稲見萌寧 (カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー リシャール・ミル ヨネックスレディス 最終日(5日、新潟・ヨネックスCC=6475ヤード、パー72)

 初日から首位の稲見萌寧(Rakuten)が3バーディー、2ボギーなしの71で回り、通算7アンダーで完全優勝を果たした。昨年11月の伊藤園レディス以来、今季初優勝、通算11勝目を挙げた。

 稲見は昨年、東京五輪で銀メダルを獲得。コロナ禍の影響で20年と21年が統合された昨季は9勝を挙げて賞金女王に輝いたが、今季は前週まで13試合で優勝がなかったが、昨季の最強女王が、いよいよ本来の力を見せつけた。

 2打差の2位は19歳のルーキー岩井千怜(ホンダ)。自身初の初の最終日最終組で10番まで2ボギー、1ダブルボギーと苦戦したが、11番から怒とうの5連続バーディーで見事なカムバックを見せた。これまでの自己最高位だった26位(今年4月のパナソニックレディース)を大きく超えた。15番だけのスコアで争う特別賞でトップになり、特別賞金500万円を獲得。ベストルーキー賞の特別賞金30万円も獲得。本賞金の711万円を含めて今週だけで計1241万円も手にした。10位と健闘した双子の姉の岩井明愛(ホンダ)と共に今後、さらなる飛躍が期待される。

 36歳のベテラン藤田さいき(チェリーゴルフ)も6位から2位に上がった。

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