ミンジ・リーが逃げ切りメジャー2勝目 小祝さくらが日本勢最高20位…全米女子OP最終日


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 最終日(5日、米ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71)

 最終ラウンド(R)が行われ、ミンジ・リー(オーストラリア)が通算13アンダーで逃げ切り、昨年のエビアン選手権に続くメジャー通算2勝目を飾った。3打差の首位で出て、4バーディー、4ボギーの71。5月のコグニザント・ファウンダーズ・カップに続くツアー通算8勝目を飾り、女子ゴルフ史上最高額の優勝賞金180万ドル(約2億3400万円)を獲得した。オーストラリア勢ではジャン・スティーブンソン(83年)カリー・ウェブ(00年、01年)に続く大会史上3人目の優勝者となった。

 ツアー未勝利の32歳・ミナ・ハリガエ(米国)が72の9アンダーで4打差の2位に入った。チェ・ヘジン(韓国)が70の7アンダーで3位、世界ランク1位の高真栄(韓国)が71の6アンダー4位で続いた。イングリッド・リンドブラッド(スウェーデン)が76の1アンダーでアマチュア最高順位の11位だった。

 日本勢は5選手が決勝Rをプレー。前週の日本ツアーで優勝した小祝さくら(ニトリ)は24位で出て、73で回り、3オーバーで日本勢最高の20位となった。今後はすぐに日本に帰国し、次週の国内ツアー、宮里藍サントリーレディス(9日~12日・兵庫)に出場を予定している。

 メジャー初制覇が最大目標の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は31位で出て、2つのダブルボギーなど74と伸ばせずに終わり、5オーバーで28位に終わった。3週後のメジャー今季第3戦、全米女子プロ選手権(23日~26日・米メリーランド州)でのリベンジへ再出発を切る。

 日本ツアーで今季5勝を挙げ、初のメジャーに挑んだ西郷真央(島津製作所)は46位で出て、75と伸ばせず、8オーバー44位だった。今後は日本に戻らず、全米女子プロ選手権まで海外遠征を継続する見通しだ。

 175センチの長身でアマチュアの馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は31位で出て、78とスコアを落として9オーバー49位で初のメジャーを終えた。日本のプロテスト合格を大目標に掲げる高木優奈は57位で出て、84とスコアを下げて19オーバー。決勝Rに進んだ70人中69位に終わり、ラウンド後は悔し涙もあふれた。

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