44歳初戦の小田孔明副会長は超地元新規大会で奮闘誓う「一大イベントになるのでは」


イベントで子供たちと触れ合った小田孔明(カメラ・豊田 秀一)

イベントで子供たちと触れ合った小田孔明(カメラ・豊田 秀一)

◆日本男子プロゴルフツアー ASO飯塚チャレンジド 指定練習日(7日、福岡・麻生飯塚GC=6809ヤード、パー72)

 2014年賞金王の小田孔明は44歳初戦となる、「混んでなかったら車で10分」の超地元大会での奮闘を誓った。

 この日午前中は夏の日差しの下でスナッグゴルフイベントに参加。「スナッグゴルフ担当部長を長年やってきたんで、子供たちと遊んで楽しいので良いことだと思います。こういうことをここでやってくれるのが、うれしいなと思いますね」と飯塚市在住の選手会副会長は感慨を語った。

 

 今週は「混んでなかったら車で10分」の飯塚市内の自宅から通う。自宅通勤のメリットを「寝られる」と断言。「小学校高学年の時にここでやっていた」と話す勝手知ったるコースだ。とはいえ「やっぱり(フェアウェーが)狭い。知っているからといって、上手くいくわけではないコース。メリハリ良くいかないといけないし、グリーン周りも色んな芝が結構生えているので。パーオンしないと、そんな簡単にスコア出ないんじゃないかなと思います。ガンガン攻めていくだけではダメなコース」と話す。

 6月7日は44歳の誕生日だった。家族とトレーナー、キャディーを招いて自宅の庭でお祝いのバーベキューをしたという。「もんじゃ焼き屋さんや鉄板焼き屋さんが出張で来てくれて。子供たちは僕の誕生日を忘れていましたけどね」と豪快に笑い飛ばした。一方で「ゴルフの状態はいいんですけど、体のあちこちが痛い状態。疲れが出てきていますね。地元なので応援も結構来てくれるらしいので頑張りたい」とうなずいた。

 14年10月以来のツアー通算9勝目となる初代王者の座に挑む。「狙いたいですけど、今の子たちは上手いですから。本当に自分が最高のゴルフをしないと、そんなに甘くはないと思っています。あまり意気込んでも良くないので、普通に回りながら上位にいって、優勝争いになれば番張りたい。自分の体とゴルフを見ながら4日間戦っていきたい。ここの人はゴルフ好きな人が多い。福岡出身のプロゴルファーは多いので、一大イベントになるのでは」と地元での新規大会の盛り上がりに貢献することを誓った。

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