松山英樹は2日連続の70で首位と5打差でホールアウト「悪くないポジション。1つでも差を縮めて」


◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米オープン 第2日(17日、米マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ=7254ヤード、パー70)

 昨年4月のマスターズ王者・松山英樹が首位と4打差26位で出て2バーディー、2ボギーの70で回り、通算イーブンパーでホールアウトした。7人の日本勢の最上位で、メジャー2勝目に向けて首位と5打差の暫定24位となっている。

 10度目の出場となるLEXUS契約の大会ホストプロは、ピンクと白のストライプのウェアに白いパンツ姿で臨んだ。予定通りに午後1時25分にティーオフ。2011年大会覇者のロリー・マキロイ(英国)、昨年の東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(米国)と同組で、この日も大勢のギャラリーを引き連れて歩いた。

 2番パー3でボギーが先行した。アイアンでの第1打をグリーン右手前の深いラフに入れると、2打目の寄せが5Mオーバー。パーパットは右に外れてスコアを落とした。

 前半はなかなかかみ合わない展開が続いた。310ヤードと距離の短い5番パー4は、ドライバーを握って攻めた第1打をグリーン奥のラフへ。ところが、2打目のアプローチをミスして6Mショートし、パー。7番パー4はアイアンでティーショットを放ち、フェアウェーからの第2打のアイアンもピン右2Mにつけたが、バーディーパットはカップ右を抜けた。8番パー5も3打目をピン右下5Mにつけたが、バーディーパットはカップ左に外れた。

 後半は同組2人とともに好プレーが続いた。11番パー3で、アイアンでの第1打をピン左下5Mにつけて初バーディーを奪取。グリーンを取り囲んだ歓声に右手を挙げて応えた。続く12番も、アイアンでの2打目をピン上3Mにつけて連続バーディーとした。13番は、グリーン右奥ラフからの寄せが5Mショートしてボギーを喫した。17番はアイアンでの2打目をピン右上1・5Mに運んだが、惜しくもチャンスを生かせなかった。

 主なスタッツは平均飛距離298・50ヤード、フェアウェーキープ率は57・14%、パーオン率は66・67%、29パットだった。ホールアウト後、松山は中継局のインタビューに応じ「(会心のバーディーを奪った)昨日の9番みたいな、ばっちり手応えあるショットは、あんまり無かったですね」と振り返った。首位と5打差での決勝ラウンドに向けて「悪くないポジションだと思いますし、1つでも差を縮めていけるように、頑張りたいなと思います」と前向きに話した。

 66をマークしたメジャー2勝のコリン・モリカワ(米国)、米ツアー1勝のジョエル・ダーメン(米国)が、通算5アンダーの首位に並んでいる。

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