畑岡奈紗がベスト69と追い上げ5位「アンダーパーで終えることができて良かった」田仁智がメジャー3勝目


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 最終日(26日、米メリーランド州コングレッショナルCC=6894ヤード、パー72)

 2オーバーの35位でスタートした畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は4バーディー、1ボギーのこの日ベスト69で回り、通算1アンダーの5位で終えた。

 10番から出ると、11番で第3打を1・5メートルにつけてバーディー。14番で第2打をグリーンの左に外してボギーも、後半の4番で6メートルを沈め、バーディーを奪った。終盤の6番は第3打を2メートルに、最終9番で第3打をグリーンの傾斜を使い、ピンまで1メートルといずれもパー5で伸ばし69の好ラウンド。フェアウェーを外したのは1度だけと安定したプレーを見せた。

 ラウンド後、WOWOWのインタビューでは「大会通してはなかなか自分の思うようなスイング、ショットが少なかったと思うけど、今日、風も出てきたコンディションの中でアンダーパーに戻して試合を終えることができて良かった。4日間通してなかなかチャンスにつけられないことが多く、とくに昨日のラウンドが悔しいですけど、最終的に昨日の(時点で)目標にしていたアンダーで終わるというのは最低限クリアできた」と笑顔で振り返った。

 次のメジャー、エビアン選手権(7月21日開幕、フランス)まで試合間隔が空くという。「自分の中で良くなった感覚のところがあるので、そこをしっかり安定させてこれから後半のシーズンに出していきたい。しっかり取り組みたい」と前向きに語った。

 日本勢は72と粘った西郷真央(島津製作所)が4オーバーの30位。12位から出て、77とスコアを落とした笹生優花(フリー)も同じく30位となった。

 75で回った田仁智(チョン・インジ、韓国)が5アンダーで、2位のミンジ・リー(オーストラリア)、レキシー・トンプソン(米国)を1打差振り切り、完全優勝でメジャー3勝目を挙げた。

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