石川遼プロの妙技!グリーンでウェッジ使ってパーセーブ「クリーンに傷つけませんでした」


好発進した石川遼はプレー終了後、生配信のABEMAに出演

好発進した石川遼はプレー終了後、生配信のABEMAに出演

◆男子プロゴルフツアー ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第1日(23日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

 今季賞金ランク38位の石川遼(30)=カシオ=が5バーディー、1ボギーの68で回り、首位と4打差の15位とまずまずのスタートを切った。14番ではグリーン上でウェッジを駆使してパーセーブするなど、安定したプレーを見せた。昨年大会は2打差7位。今年も上位争いが期待される。64をマークした佐藤大平(28)=クリヤマホールディングス=が首位に立った。

 石川が卓越した技を見せた。14番パー3。傾斜の強いグリーンでピン右8メートルにワンオンすると、第2打はパターではなく59度のウェッジを選択。1メートルに寄せてパーパットを確実に沈めた。

 「パターでは読みとタッチを完璧に合わせても1メートル半くらいにしか寄らない。ウェッジなら完璧でなくても1メートルに寄った。クリーンに打てたのでグリーンを傷つけませんでした」と、石川は説明した。グリーン上でパター以外のクラブを使うことはルール上、問題ないが、一般にアマがプレーする場合、グリーンを傷つける可能性が大きく、ローカルルールとして禁止としているコースが多い。グリーン上のウェッジは、プロならではの妙技だった。

 最近の石川のトレードマークは長髪。「これでも2~3センチ、切ったんですよ」と明かした。その表情は明るい。選手会主催の大会が盛り上がるためには、上位争いにツアーの“顔”が必要だ。(竹内 達朗)

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