◆女子ゴルフ 世界女子アマチュアチーム選手権 最終日(27日、フランス・ル・ゴルフ・ナショナル=6317ヤード、パー71、サンノムラブラテシュ=6160ヤード、パー72)
最終ラウンドが2コースで行われ、団体6位から出た日本は138(68、70)と追い上げ、通算12アンダーで1打差の3位に入った。スウェーデンと米国が13アンダーで首位に並び、チームスコアに反映されなかった3人目のスコアにより、スウェーデンが優勝を飾った。
全米女子アマチュア選手権覇者の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は、個人で3打差の5位からスタートし、5バーディー、3ボギーの70。17歳の新星は通算6アンダーで1打差の4位と健闘を見せた。世界アマチュアランク1位のローズ・チャン(米国)ら3人が7アンダーとし、個人で1位となった。
同28位から出た17歳の上田澪空(みく、東京・共立女二高2年)は4バーディー、2ボギーの70で回り、1オーバーで16位だった。同46位から出た19歳の橋本美月(東北福祉大2年)は前半5バーディーと攻めて、計7バーディーを量産し、3ボギーの68と猛チャージ。最終日のチームスコアに大きく貢献し、個人では28位に順位を上げて終えた。
◇世界女子アマチュアチーム選手権 国際ゴルフ連盟が主催し、2年に一度の開催。1964年に第1回がフランスで行われ、服部道子、宮里藍らが出場してきた。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止。前回18年に安田祐香、吉田優利、西村優菜のチームで挑み、団体で歴代最高2位。個人でも安田が2位に入っていた。大会は各チーム2~3人で構成され、56の国・地域が参加。ストロークプレーの個人戦と各チームで上位2人の成績をその日のチームスコアとし、4日間の合計で争う団体戦が行われた。