今季初戦の西郷真央、オフは「スイングを大きく変えました」…米ツアーHSBC女子世界選手権


今季初戦に向けて意気込みを語る西郷真央(大会提供)

今季初戦に向けて意気込みを語る西郷真央(大会提供)

 米女子プロゴルフツアーのHSBC女子世界選手権は2日から4日間、シンガポール・セントーサGCで行われる。今季初戦を迎える21歳の西郷真央(島津製作所)は「この舞台に来られたことは光栄なことなので、まずは楽しんでやりたい」と抱負を口にした。

 昨年優勝した同週の日本ツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディスを欠場した。日本女子プロゴルフ協会に罰金100万円を科されながらも米ツアーを選んだ。

 「日本の試合(22年パナソニックオープン)で優勝して、海外の試合に出たいという意思は強かったので、最後まで悩みましたが、自分の将来的に海外で戦いたいという思いがすごく強いので、出場を決めました」と心境を語った。シンガポールの会場については「コースがきれいで、日本とは違った感じ。今週は天気が良くないので、どれだけ調整できるかが大事」と表情を引き締めた。

 昨年国内で前半戦に5勝を挙げる活躍を見せた。昨季国内最終戦(11月、JLPGAツアー選手権リコー杯)ではティーショットの不調から4日間で通算35オーバーの最下位(40位)となったが、「オフの間にしっかり修正したい」と語っていた。この日はオフシーズンの取り組みについて「スイングを大きく変えました」と明かした。

 昨年はメジャーのエビアン選手権で3位に入るなど、海外試合を多く経験し「環境が大きく違うので、その中で技術的に自分の足りないところだったり、伸ばすところが見つかったと思う。それを生かせるように頑張りたい」と先を見据えた。

 昨年の全メジャー優勝者らが集結した、世界屈指の大会は72ホール予選落ちなしで争われる。

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