
通算10アンダー7位タイの佐藤心結。16番でのティーショット後、笑顔が出た(カメラ・頓所美代子)
◆女子プロゴルフツアー 明治安田生命レディス 第3日(11日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)
19歳でツアー本格参戦2年目の佐藤心結(みゆ、ニトリ)が5バーディー、ボギーなしの67をマーク。通算10アンダーとし、20位から7位に浮上した。首位とは6打差。序盤5ホールで3つ伸ばし、後半にも2バーディーを加え「まずはノーボギーで回れて大きかった」とうなずいた。
オフは長崎と沖縄で合宿を行い、アプローチを中心に強化した。37試合に出場し、メルセデスランク29位となった昨季を「シードを取れたのは序盤(に予選落ちで苦しんだ経験)を考えると良かった」と振り返る。同じ2003年度生まれでは川崎春花、尾関彩美悠が初優勝。「目の前で同期が優勝したのを見て、自分も優勝したいと一層思った。私も頑張らなきゃ、ついていかなきゃって」と誓った。
尊敬するのは米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平。「WBCも夜遅くまで見ていました」と佐藤。大谷について「同じアスリートとして、一番尊敬できる方。チームに大谷さんがいると雰囲気が変わり、相手をどんどん押していける感じになる」とうれしそうに“解説”し、「人間性も素晴らしいので、そういう選手を目指していけたら」と刺激を受けたようだ。
最終日へ首位とは差があるが「追う立場なので、しっかりバーディーを取りながら、ボギーを打たないようなゴルフも必要」と追い上げを見据えた。