鶴岡果恋、7バーディー通算10アンダーで単独首位!「目標よりも上にいる」プロ6年目の23歳初V王手


17番でバーディーを奪い声援に応える鶴岡果恋(カメラ・今西 淳)

17番でバーディーを奪い声援に応える鶴岡果恋(カメラ・今西 淳)

◆日本女子プロゴルフツアー ヤマハレディース葛城第3日(1日、静岡・葛城GC山名C=6480ヤード、パー72)

 プロ6年目の鶴岡果恋(23)=明治安田生命=が初優勝に王手をかけた。5差8位で出て7バーディー、2ボギーのベストスコア67をマーク。通算10アンダーで単独首位に浮上した。1988年のツアー制施行後、外国選手とアマチュアを除くと、主催者推薦出場Vなら前週の山内日菜子(26)に続く5人目で、2戦連続ならツアー初となる。通算2勝の吉田優利(22)=エプソン=、同3勝のささきしょうこ(26)=日本触媒=が1打差の2位。

 スレンダーなモデル体形の若手プロが、葛城GCを熱気で包んだ。気温20度と動けば汗ばむ陽気の中、鶴岡はショット、パットとも好調で7バーディーを量産。単独首位で初Vに王手をかけると「『毎日3アンダーで回る』目標よりも上にいるので、うれしいです」と記者会見場でほほ笑んだ。

 昨季のQT(ツアー優先出場順位)65位で今大会が今季2戦目だ。同じ主催者推薦出場で前戦、山内日菜子が初優勝を飾った。二匹目のどじょうに「テレビで見ていました。もしかしたら私も、と優勝したい気持ちは高まりました」。主催者推薦での優勝なら史上5人目となる。

 4位に入った21年大会と同じく重田栄作コーチ(54)をキャディーに起用。戦略性に富む難コースだが飛距離を武器に「マネジメントしやすくて好き」と自信を見せる。ツアー4勝の原英莉花(24)は湘南学院高の1学年先輩だ。「お互い高め合える先輩、後輩関係でいたい」と鶴岡。初Vをつかんでライバルに名乗りを上げる。(榎本 友一)

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