21年王者の松山英樹は75で10打差暫定16位でホールアウト マスターズ最終R


◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 最終日(9日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7545ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)9日=岩原正幸】第3ラウンド(R)の残りと最終Rが行われ、2021年大会王者の松山英樹(LEXUS)は6打差5位で最終Rを出てショット、パットがかみ合わず2バーディー、5ボギーの75と伸ばせず。通算2アンダーで、首位と10打差の暫定16位でプレーを終えた。

 通算4勝のラッセル・ヘンリー(米国)と最終組の2つ前で青空の下、ティーオフした。優勝した21年大会最終日と同じ上は勝負カラーの黄色のシャツ、下は紺色のパンツに身を包んだ。1番は3ウッドでフェアウェー右へ。アイアンでの第2打がつかまらずにグリーン右手前。3打目をピン下1・2Mにつけるも、パーパットが右に抜けてボギーが先行した。

 2番パー5でドライバーを振りちぎり、348ヤードのビッグドライブ。アイアンでの第2打はグリーン手前のバンカーへ。3打目をピン手前60センチにピタリと寄せてバーディーを奪い返した。

 5番パー4は、ドライバーでフェアウェー中央へ。アイアンでの第2打が捕まりきれず、右手前18Mへオン。バーディーパットは3Mショート。返しのパーパットは左を抜けてボギーを喫した。8番パー5は、ドライバーでフェアウェー中央へ。アイアンで刻み、3打目はグリーン左エッジへ。5・5Mをパターでねじ込んで伸ばした。

 後半はバーディーチャンスにつけるも、惜しくも決めきれない場面が相次いだ。10番パー4は、ピン右5Mからカップにけられて肩を落とした。11番パー4はアイアンでピン右下3Mにつけるもカップ左を抜け、13番パー5も左上5Mのバーディーパットがカップ左を抜けて天を仰いだ。

 そして迎えた14番パー4は、アイアンでの第2打が傾斜でグリーン手前まで戻され、ボギーとなった。15番パー5は、ピン下1・5Mのバーディーパットがカップ左に外れた。17番パー4は、アイアンでの第2打をグリーン右手前のバンカーに入れてボギーをたたいた。最終18番パー4は、ドライバーでの第1打を右へ曲げ、ボギーでグリーンを取り囲んだ大勢のパトロン(観客)からの拍手を浴びながらホールアウトした。

 21年全米オープン覇者で世界ランク3位のジョン・ラーム(スペイン)が、通算12アンダーの暫定首位に立っている。メジャー4勝で、サウジアラビア政府系ファンドが支援する高額賞金ツアー「LIV招待」を主戦場とするブルックス・ケプカ(米国)が、3打差の同2位で追っている。

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