21年王者の松山英樹は5打差暫定11位で運命のサンデーバックナインへ ラームが10アンダーの暫定首位 マスターズ最終R


◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 最終日(9日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7545ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)9日=岩原正幸】第3ラウンド(R)の残りと最終Rが行われ、2021年大会王者の松山英樹(LEXUS)は6打差5位で最終Rをスタート。強風の中、アイアンショットに苦しみ前半9ホールを2バーディー、2ボギーと伸ばせず、通算5アンダーの5打差の暫定11位で運命のサンデーバックナインへと突入した。

 通算4勝のラッセル・ヘンリー(米国)と最終組の2つ前で青空の下、ティーオフした。優勝した21年大会最終日と同じ上は勝負カラーの黄色のシャツ、下は紺色のパンツに身を包んだ。1番は3ウッドでフェアウェー右へ。アイアンでの第2打がつかまらずにグリーン右手前。3打目をピン下1・2Mにつけるも、パーパットが右に抜けてボギーが先行した。

 2番パー5でドライバーを振りちぎり、348ヤードのビッグドライブ。アイアンでの第2打はグリーン手前のバンカーへ。3打目をピン手前60センチにピタリと寄せてバーディーを奪い返した。

 5番パー4は、ドライバーでフェアウェー中央へ。アイアンでの第2打が捕まりきれず、右手前18Mへオン。バーディーパットは3Mショート。返しのパーパットは左を抜けてボギーを喫した。8番パー5は、ドライバーでフェアウェー中央へ。アイアンで刻み、3打目はグリーン左エッジへ。5・5Mをパターでねじ込んで伸ばした。

 21年全米オープン覇者で世界ランク3位のジョン・ラーム(スペイン)が、通算10アンダーの暫定首位に立っている。メジャー4勝で、サウジアラビア政府系ファンドが支援する高額賞金ツアー「LIV招待」を主戦場とするブルックス・ケプカ(米国)が1打差の同2位で追いかけている。

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