プロアマ戦でアマチュアのバーディーパットにガッツポーズする原英莉花（カメラ・今西 淳）
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス（２１日初日、静岡・川奈ホテルＧＣ富士Ｃ＝６４５７ヤード、パー７１）
女子プロゴルフツアーのフジサンケイレディスは２１日から３日間、静岡・川奈ホテルＧＣ富士Ｃ（６４５７ヤード、パー７１）で行われる。実力と人気を兼ね備える原英莉花（２４）＝ＮＩＰＰＯＮ ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス＝は２０日、プロアマ戦終了後、来季からの米女子ツアーへの本格参戦に意欲を示した。今秋の予選会に出場し、来季の出場権を獲得しにいく。
抜群の存在感を放った。１７３センチ、５８キロの恵まれた体格を生かして、原は豪快なショットを連発。プロアマ戦を盛り上げた。
前週は、主催者推薦で米女子ツアーのロッテ選手権（米ハワイ州ホアカレイＣＣ）に出場し、２３位と健闘。「すごく楽しかった」と笑顔で振り返った。と、同時に米女子ツアーについて「やっぱり挑戦したい」と本格参戦の意欲を示した。来季のツアー優先出場権を争う予選会は、世界ランクによって出場できるラウンドが異なる。７５位以内であれば１１月の最終予選会から出場可能。現在、１３７位。「世界ランクを上げられるように頑張ります」と前向きに話した。
川奈ホテルＧＣでは、１９８１年から２００４年まで男子ツアーのフジサンケイクラシックが開催され、師匠の尾崎将司（７６）が５回も優勝した。特に８７年は難関の１７番パー３で崖下からのアプローチをねじ込み、バーディー。劇的な優勝を果たした。原は「知っています！」と明るく話した。今週、注目度抜群の弟子が師匠の再現なるか。「気持ちもショットも良い感じです」。海の向こうでのジャンボな挑戦を前に、海に面した名コースで主役を目指す。（竹内 達朗）