
プロアマ戦で笑顔を見せる吉田優利(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス プロアマ戦(16~18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C=6621ヤード、パー72)
ツアー3勝の吉田優利(エプソン)が15日のプロアマ戦後に取材に応じ、「先週よりはいい感じ。あとはスコアをどう作っていけるか」と現状を報告した。
開幕前にプロ野球のヤクルト―ソフトバンク戦(神宮)を有村智恵、葭葉ルミと3人で観戦した。「全部スイングにつなげちゃう。やっぱりクロスの方が飛ぶよねとか(笑い)」。野球を見ながら、どうしてもゴルフと結びつけてしまう自分たちを笑いながら、楽しい時間を過ごした。
個人競技と団体競技の違いについても、想像を巡らせた。「私たちの場合は自分のためにゴルフをするけど、チームの中の一員で自分のためにもチームのためにもプレーしなきゃいけない野球選手は大変」。そんなことも考えながら、グラウンドに熱視線を送り続けた。
「詳しいことはわからないけど、パッと見たときにアドレスっていうか、構えがすごくきれいだったり、打ちそうだなって思う選手がたくさんいて。そういう人って、調べるとすごい選手だった」という。
吉田が最も印象に残った選手は、WBCでも活躍したソフトバンクの近藤健介だった。「構えが本当にきれい。パッと見がきれいだし、軸感もあって、頭のぶれも少なくて」と見入った。「自分も構えた時点でそう思ってもらえる選手になりたい」。気づきと学びの多い、充実のオフタイムとなった。