初出場の35歳・永野竜太郎が68で8位浮上に今田竜二氏「ティーショットの調子が良く、飛距離は申し分なく、方向性も合っていた」


今田竜二氏

今田竜二氏

◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 全米オープン 第3日(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルスCC=7252ヤード、パー70)

 12位から出た初出場で日本ツアー未勝利の35歳・永野竜太郎(フリー)が1イーグル、3バーディー、3ボギーの68で回り、通算4アンダーで首位と6打差の8位に浮上した。21年マスターズ王者の松山英樹(LEXUS)は6バーディー、3ボギーの67をマークし、2アンダーの12位に浮上。ウィンダム・クラークとリッキー・ファウラー(ともに米国)が10アンダーで首位に並び、1打差の3位でロリー・マキロイ(英国)が続いた。

 現地でラウンドリポーターを務める、米ツアー1勝の今田竜二氏が永野、松山のプレーを解説した。

 永野選手はメジャー出場(21年全英オープン予選落ち)2試合目で、ノビノビとプレーしていました。「ミスをしてもいい」と、割り切ってプレーしているのが一番いいところです。前半はバーディーが狙えるホールも多く、重圧もまだ感じませんが、後半に我慢できたことがプラス材料です。

 ティーショットの調子が良く、飛距離は申し分なく方向性も合っていました。最終日はとてもタフな一日になると思います。いろんなことを考えすぎず、割り切ってミスを許せるかが大事になります。最初が肝心なので、1番でいいスタートを切ってほしい。

 松山選手は3アンダー(67)とスコアをまとめましたが、(ショット、パットに)ちぐはぐな内容が見受けられ、かなり不満だったと思います。ティーショットがうまくいかず、不安要素はありますが、アイアンはすごくいい感じで打てていました。経験もあるので、最終日は気負うところもなくプレーしてくれるでしょう。(プロゴルファー)

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