
開幕前日の19日に練習ラウンドする中島啓太(カメラ・高木 恵)
【ホイレーク(英国)19日=高木恵】男子ゴルフ今季メジャー最終戦の全英オープンは20日にロイヤルリバプールGC(7383ヤード、パー71)で開幕する。
中島啓太(フリー)は金谷拓実らとインコース9ホールを回り、最終調整を済ませた。アマチュアとして出場した昨年大会は予選落ち。「今週はプロゴルファーとして、いい結果で終われるように頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。
2017年には今大会の会場のロイヤルリバプールGCで行われたアマチュアの大会で2位に入っている。「初めてリンクスコースをプレーしたのはこのコースですごく思い出もある。こっちの選手と優勝争いできたことはすごく思い出に残っている」と話した。
渡英前の11日には東京ドームで巨人―広島戦を観戦。大の巨人ファンは中田翔、秋広優人、丸佳浩による3発快勝を見届けパワーを蓄えた。「相手は床田投手で勝てないかもとも思ったが、ホームランを3本も見られてすごく興奮した。いい刺激になった」と笑顔を見せた。
今季日本ツアー1勝で、5~6月に5週連続で最終日最終組で回るなど勢いがある。賞金ランキングトップとして英国に乗り込んだ。「毎ホールしっかり自分のゴルフをして、1ホール1ホール丁寧にプレーしていきたい」。第1ラウンドは20日の午後10時26分にスタートする。プロとして初めて臨むメジャーで、初の決勝進出を目指す。