![9番、ティーグラウンドで笑顔を見せる神谷そら(カメラ・豊田 秀一)](https://golf.hochi.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/20230908-OHT1I51410-L.jpg)
9番、ティーグラウンドで笑顔を見せる神谷そら(カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 第2日(8日、長崎・パサージュ琴海アイランドGC=6755ヤード、パー72)
4月にツアー初優勝したルーキーの神谷そら(20)=郵船ロジスティックス=が31位で出て7バーディー、1ボギーのこの日最少の66で回り、通算6アンダーで首位と3打差の3位へ浮上した。海に面したコースを得意とする2003年度生まれ“ダイヤモンド世代”の一員がメジャー初Vを狙う。67で回った小祝さくら(25)=ニトリ=が9アンダーで首位。西郷真央(21)=島津製作所=が1打差の2位となった。
20歳の飛ばし屋・神谷がベストスコア66で優勝争いに浮上した。前半の海越えの12番パー3で3メートルにつけ、バーディーを奪って「波に乗れた」。5番から3連続バーディー。強風の初日にパープレーと粘り、この日は風が比較的穏やかな午前組の好条件を生かした。砂の交じった独特の難しいグリーンも攻略し「欲をかかずに(パットを)打ったのが良かった」と笑った。
4月にフジサンケイレディス(静岡)で初優勝。昨年11月には茨城・大洗GCで行われた最終プロテストでトップ合格した。ともに今回と同じく海岸沿いのコースで「風が強い方がイメージしやすい。(方向が)素直に吹いてくれる方が風に乗せやすい」とうなずいた。
長崎には中学時代に修学旅行で訪れる予定も、試合のために行けなかった。初上陸の今週は名物のちゃんぽんを味わうなど食を堪能。勝てば、昨年優勝した同学年の川崎春花(20)に続き、6人目の大会初出場V。20歳145日のメジャーVは年少7位の記録となる。首位と3打差の3位で迎える決勝ラウンドへ「(優勝で得る)3年シードは魅力。海外にも行きたい」と言葉に力を込めた。(岩原 正幸)