
蝉川泰果
◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン プロアマ戦(20日、兵庫・小野東洋GC=7113ヤード、パー72)
ツアー通算3勝の蝉川泰果(フリー)が、大会連覇に向けてプロアマ戦などで最終調整を行い「すごく楽しみ。(調子は)5割くらいなんですけど、だんだん信じて打つこともできるようになってきたので、いいんじゃないかなと思う」と意気込んだ。
昨年大会で、アマチュアとして初のツアー優勝を果たしてから1年。蝉川は「ここは、この辺りについたな」と、当時を思い出しながらラウンドした。特に、最終ホールはボギーを叩いたこともあり「引っかけてボギー…左ラフから。パーパットのラインを読んでいる瞬間は、今でも覚えていますね。すごい震えたので」と苦笑いで明かした。
この大会に続き、昨年10月のメジャー、日本オープンで史上初のアマ2勝目を達成した。今年4月の関西オープンでは念願のプロ初勝利も挙げた。それ以降は、優勝はないが「経験値はすごく上がっているので、優勝できなくても1歩ずつ前には進めていると思う」と手応えもある。予選ラウンド2日間は、鈴木晃祐(フリー)と宇喜多飛翔(大阪学院大)と同組となった。蝉川は「1日目がカギかなと思います。スタートダッシュがすごくうまくいけば、優勝も狙えるんじゃないかと思う」と大会連覇とツアー4勝目へ、序盤で流れをつかみにいく。