１２番でバーディーパットを外した石川遼（カメラ・今西 淳）
◆男子プロゴルフツアー 三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ 第１日（９日、静岡・太平洋Ｃ御殿場Ｃ＝７２６２ヤード、パー７０）
連覇を狙う大会アンバサダーの石川遼（カシオ）は３バーディー、２ボギーの６９で回り、２５位からのスタートとなった。首位とは３打差につけている。「（グリーンを）読むのが難しかった。刈高も少し長め。本当に速い」とパットに苦戦したという。
インスタートで１４番でバーディー先行も、１７、１８番で連続ボギー。１番でバーディーを奪い、５番でアンダーパーに乗せた。「悪い方にいってもおかしくなかった。そこを戻せている部分で、全体的な内容は悪くないかなという感じ」と振り返った。修正するか所は特にないと話し、自身の状態の良さを強調した。
ホールアウト後にはゴルフクリニックを実施。練習方法の解説などを行い、大会アンバサダーとしての役目も務めている。「ゴルフだけ頑張ってきているからこそ今があるので、それを見てもらえるのはうれしい。僕が質疑応答しながら打ったり、答えたりっていうことに需要が、お客さんからあれば、それは結構、ｗｉｎ―ｗｉｎなんじゃないかな」と開催の経緯を明かした。
１０日は昼頃から雨の予報。よりタフなコースコンディションになることが予想される。「天気が心配。雨になると難しくなるホールが多いのかなと予感はしている」。だが、昨年の最終日は雨中のプレーオフを制して優勝。石川にとっては恵みの雨になり得る。