渋野日向子「ラッキーもあった分、最後まで前向きに」 逆転シードへ上々発進


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン 第1日(9日、米フロリダ州ペリカンGC=パー70)

 来季シード権を巡る最終戦の第1ラウンドは、1人がホールアウトできず日没サスペンデッドとなった。

 年間ポイントランク80位以内が獲得できるシード権。圏外の81位で今大会を迎えた渋野日向子(サントリー)は5バーディー、1ボギーの4アンダー66で回り、首位と4打差の暫定17位につけた。

 ホールアウト後に中継局WOWOWのインタビューに応じ「ラッキーもすごく多かったなと感じた一日だった。18番は池に入るなと思ったら埋まってセーフだったり、外からパーパットが入ったりとか、16番もあったり。ラッキーもあった分、気持ち的にも最後まで前向きになれたラウンドだった」と振り返った。

 スタートの10番で7メートルを流し込み、バーディー発進とした。「スタートからいいバーディーが取れた。難しいホールもあったが、なんとか渋いパーパットを入れてというのが多かったので、このスコアで良かった」。

 12番はグリーン奥からのアプローチが寄らずボギーとしたが、すぐに13番で取り返した。左ラフからの第2打を50センチにつけてバーディーを奪い「ベタピンのいいショットがあったり、前半にバウンスバックで取れたので、すごくそこは大きかった」と笑みを浮かべた。

 16番はピンチを一転、チャンスに変えた。第2打は前方の木を避け、グリーン手前の傾斜を使ってピン奥1メートル半に運びスコアを伸ばした。「ちょっと右に行ったなと思いつつ、傾斜もあるし大丈夫かなと見送っていたら、いい感じに寄って行ってくれた。ラッキーだった」。14、18番では、ともに7メートル近いパーパットをねじ込み食らいついた。

 第2ラウンドは日本時間10日午後9時10分に1番から出る。「トップスタートなので、いい勢いで行けるように頑張る」。流れを切らすことなく、上位進出を目指す。

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