古江彩佳は4位「安定性出た」と新クラブにも手応え パリ五輪には「しっかり出られるように」


◆米女子プロゴルフツアー ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ 最終日(21日、米フロリダ州レークノナ・クラブ=6617ヤード、パー72)

 首位と5打差の4位から出た古江彩佳(富士通)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算8アンダーの4位となった。

 2番パー5で第3打を1メートル以内に運び、初バーディーを奪った。4番でボギーを喫し、前半をイーブンで折り返した。林に打ち込んだ後半の10番でボギーが先行も、14番で6メートル、15番パー5で1・5メートルを沈めて連続バーディー。ショートパットを外した16番のボギー後、18番では第2打を2・5メートルに運びバーディー締めとなった。

 ラウンド後はWOWOWのインタビューで「今日は最初の方にバーディーチャンスもきていたが、なかなか取れず、あまりリズムに乗っていけなかった。それでもうまく集中して、最後もバーディーを取って、アンダーで回れて良かった」と落ち着いた表情で語った。

 今大会は他競技の元選手や著名人と同組で回るプロアマ形式。この日は米女子ツアー通算72勝のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)と回った。古江は「すごく楽しくラウンドさせてもらって、アニカさんは“レジェンドなゴルフ”をして、勉強になった」と満足そうに話した。

 2日目まで首位と開幕戦でまずまずの滑り出しを見せ「(オフの期間は)自分の去年の状態を維持しながら練習してという感じだった。うまく維持できたまま、今シーズンに臨めた」とうなずいた。新しいクラブの投入に関しても「ドライバーも飛んで、うまく安定性も出た」と語るなど手応えをつかんだようだ。

 まずは次戦(ドライブオン選手権)に向け「またグリーンのスピードが違うと思うので、やっぱり最後大事になるのはパッティング。パットのスピードを合わせてグリーン上を頑張りたい。(同じフロリダ州だが)今週と違う天気で暖かそうなので、そこも注意して頑張りたい」と意気込んだ。

 五輪イヤーの2024年は、ツアー2勝目とパリ五輪(8月7日開幕)の出場を見据えており「まずは五輪にしっかり出られるように、前半戦を頑張っていきたい。(そのまま)集中を切らさずに後半戦も頑張りたい」と抱負を述べた。

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