世界1位コルダら米国出身若手の台頭 スポンサーに大手企業…全米女子オープンメジャー史上最高賞金のワケ 


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 最終日(2日、米ペンシルベニア州ランカスターCC=6583ヤード、パー70)

 全米女子オープンがメジャー史上最高の賞金総額1200万ドル(約18億8400万円)になった要因として、世界ランク1位のネリー・コルダ(25)ら米国出身の若手の台頭がある。ツアー人気も再燃し、24年シーズンは33試合で賞金総額は過去最高の1億1655万ドル(約183億円)に上る活況だ。今年から米3大自動車メーカーのフォードが大会冠スポンサーにつくなど大手企業の進出も目立つ。

 長らく韓国勢が上位にいた時代は、米国内での人気が低く、ギャラリーもまばら。笹生が初制覇した21年大会の優勝賞金は今大会の半額以下の100万ドル(当時レートで約1億1000万円)。渋野が勝った19年AIG全英女子オープンも、今大会の獲得賞金の約半額の67万5000ドル(当時約7200万円)だった。

 また、世界一の高額賞金を誇った米男子ツアーの賞金額との差に「格差が大きすぎる」という声にも推され、賞金を増額する大会スポンサーが増えたことも高騰の要因となった。

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