シニアゴルファーの頂上決戦「第13回報知シニアアマゴルフ選手権」は27日から2日間、千葉・キングフィールズGCで行われる。大会史上で初めて米ハワイ州出身選手として出場するジョナサン・オオタ(62)は26日、練習ラウンドで調整。報知アマにも1985年から2019年の間、13度出場歴がある。「大会を楽しみたい」と持ち前のパワーと小技でコース攻略を誓った。
報知シニアアマでは初となるハワイからの派遣選手、ジョナサン・オオタが本大会を前に胸を高ぶらせた。練習ラウンドとチッピングで最終調整し「大事なのは大会を楽しむこと。勝てたら一番だが、良いプレーをすることはもちろん、コースで友人たちと再会するのもうれしい」と笑顔を見せた。
ハワイ・カウアイ島に生まれ、7歳でゴルフを始めた。1987年に外国人初の日本ツアー賞金王に輝いたデビッド・イシイ(米国)と同じ師匠の下で腕を磨いた。ハワイ大ゴルフ部では、日本シニアツアーでも活躍したグレゴリー・マイヤー(米国)と同僚だった。
1985年から2019年の間に13度、報知アマに参戦歴があり、今でも275ヤードの飛距離を誇る。ハワイでは「TIP TOP」というホテルとカフェを営み、創業108年と長い歴史を持つ。「ここは美しいコースで、とてもタフな印象だ」とオオタ。大好きな日本でタイトル取りを目指す。(岩原 正幸)