
通算6アンダーの6位で大会を終えた稲見萌寧(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 富士通レディース 最終日(19日、千葉・東急セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72)
ツアー13勝の稲見萌寧(フリー)は8位で出て1バーディー、ボギーなしの71で回り、通算6アンダーの6位で終えた。
国内では2023年の日米共催「TOTOジャパンクラシック」以来、2年ぶりのトップ10入り。稲見は「今季初めてトップ10に入ることができて、それがすごく大きい」。最終18番に決めた1メートルのパーパットを「吐きそうなくらい緊張してたんですけど、決められてよかったです」と笑顔で振り返った。
第1ラウンドはスコアカードにマーカーのサインがなかったとして2罰打を受け、18番がダブルボギーとなったが、3日間でボギーは1つだけ。2日目から2日連続でノーボギーで終えた。「ショットがちょっとずつ良くなり、パッティングがグリーンをしっかり見るようにしてから良くなってる」と手応えをにじませた。
今季は7月以降に棄権を挟んで9試合連続の予選落ちと苦しんだが、前週は19位、今週は6位と着実に復調してきた。「常にこれくらいの位置にいられることが大事。まずは予選を通って、なるべくトップ10に入れるようにしたいです」と終盤戦を見据えた。