木村彩子「最高の瞬間。これからも同級生で盛り上げる」 95年度生まれの優勝は今季5人目


ウイニングパットを決めて万歳する木村彩子(カメラ・今西 淳)

ウイニングパットを決めて万歳する木村彩子(カメラ・今西 淳)

◆国内女子プロゴルフツアー 富士通レディース 最終日(19日、千葉・東急セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72)

 木村彩子(コンフェックス)が3年ぶりのツアー2勝目を挙げた。首位で出て6バーディー、2ボギーの68をマークし、通算12アンダーで制した。優勝賞金1800万円を獲得した。

 高橋彩華(さやか、フリー)、渡辺彩香(大東建託)と並ぶ首位で出た木村は、4番で3メートル、5番で2・5メートルに寄せて連続バーディー。8番、10番、13番と順調にスコアを伸ばした後、14番で初ボギーをたたいたが、16番でバーディーを奪い返した。2位と5打差で迎えた最終18番は落としたが、最後は逃げ切った。

 初優勝した22年のアース・モンダミンカップ以来、3年ぶりの2勝目。表彰式で「やっぱりうれしい。前の優勝もまくっての優勝で、優勝争いはあまりしていなかった。今回は緊張感がある中で優勝できて、自分でもプラスになった」と喜びをかみしめた。

 最終日を振り返り「あんまりボギーが出そうな雰囲気はなかった。自分のやれることをやっていこうとプレーしていたら、いつの間にか12アンダーまでいった。最高の瞬間なので、また味わえるように頑張りたい」と語った。

 大阪・枚方市出身の木村はプロ11年目の29歳。1995年度生まれの選手では今季、永峰咲希(ニトリ)、柏原明日架(富士通)、金沢志奈(クレスコ)、堀琴音(ダイセル)に続き、5人目のツアー優勝を飾った。木村は「これからもたくさん勝てる選手になれるように、同級生で盛り上げていけるようにこれからも頑張ります」と決意を語った。

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