
最終9番をパー、通算イーブンパーで大会を終えた渋野日向子(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 富士通レディース 最終日(19日、千葉・東急セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72)
21位で出た渋野日向子(サントリー)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74と崩し、通算イーブンパーで終えた。ホールアウトした時点では41位だった。
前半の11番で3メートルを沈めてバーディーが先行したが、ショットが安定せずにパーを拾う展開。15番パー4は2メートル弱のパーパットを外してボギーをたたいた。さらに、17番パー3は第1打をバンカーに打ち込み、アプローチを立て続けに寄せ切れずにダブルボギー。後半は4番、5番で連続ボギーをたたくなど、スコアを落として終えた。
渋野は「ショットがけっこうパーオン率も低かったので、難しいパーパットが残る場面が多かった。途中まで耐えていたけど、また17番でダボにしてしまったので、非常に残念なラウンドだった」と振り返った。
初日は国内ツアーで自身初の首位発進を決めたが、2日目以降は順位を大きく落とした。「今日はドライバーも散ってた。ティーショットの曲がり具合がハンパないのが悔しい。日替わりどころか、1打替わり。今年はそういう感じ。もう少しマシなショットが打てたかと思うけど、なかなかコントロールできないのが難しい」と嘆いた。
前週までパッティングが不調だったが、「感性でやってきたけど、科学的なものが必要」と14日に福岡市のスタジオで3時間の指導を受けて激変。初日はバーディーを量産した。「パター自体はいい方向にいくと思うので、しっかり続けてやりたい」と語った
次週は延田グループ・マスターズGCレディース(23~26日、翌週は兵庫・マスターズGC)、樋口久子・三菱電機レディス(31~11月2日、埼玉・武蔵丘GC)と4週連続で国内ツアーに参戦する。渋野は「あと2試合出られるのはすごくありがたいこと。やるべきことをしっかりやって、砕けるなら砕ける、でもやりきらないと後悔する。結果は残したいけど、頑張りたいです」と見据えた。