「怒りもありましたけど、ここで引いたら上位はないなと思って」兼本貴司、1差2位浮上!意地の巻き返し見せた


第2日で通算7アンダーにスコアを伸ばし、首位と1打差に迫った兼本貴司(日本プロゴルフ協会提供)

第2日で通算7アンダーにスコアを伸ばし、首位と1打差に迫った兼本貴司(日本プロゴルフ協会提供)

◆男子プロゴルフ国内シニアツアー ファンケル クラシック 第2日(18日、静岡・裾野CC)

 レギュラーツアー通算2勝の兼本貴司(54)=グリーンバーズGC=が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダーで1打差2位に浮上した。単独トップは8アンダーのスリロット(56)=タイ=で、大会3連覇がかかる宮本勝昌(53)=シーミュージック=は6アンダーで3位。「LADYGO CUP」参戦中の女子6選手によるエキシビションマッチが初併催され、宮里美香(36)=ニチコン=が4アンダーで首位に立った。

 兼本がシニアツアー通算3勝目を視界に捉えた。13番から3連続ボギーと崩れたが、立て直して終盤2ホールを連続バーディー。通算7アンダーで首位と1打差の2位につけた。

 「スプーン(3ウッド)が合わなかった」ことが原因だったという3連続ボギー。「13番でちょろっとスライスが出て。アプローチで突っ込みきれずにボギー打って…。あー、やっちゃったなって感じです」と振り返った。「怒りもありましたけど、ここで引いたら上位はないなと思って(16番のティーショットは)ドライバーを取りました。スコアが良かったらアイアンでたぶん打っています」と、攻めの姿勢で盛り返した。

 レギュラーツアーは通算2勝。シニアでは昨年4月のノジマチャンピオンカップ箱根シニア以来となる栄冠は目前だ。親交の深い中嶋常幸(70)=静ヒルズCC=がテレビ解説者として来場していることには「守り神です(笑い)」と兼本。「優勝というのはまだ先だと思いますが、頑張りたい」とうなずいた。

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